進学・就職に伴う引っ越しは、多くの場合毎年3~4月のシーズンに集中するため、運悪く想定していたスケジュールで業者を確保できないという場合もあるでしょう。
そのようなときは、もしかするとトランクルームを使うと役に立つかもしれません。
そこでこの記事では、引っ越しにトランクルームを使う具体的な方法を、メリットや利用時の注意点とともに紹介します。
現在まさに引っ越しを控えているという方はぜひご覧ください。
目次
引っ越しの際にトランクルームの利用をおすすめする具体的な例
ここでは、引っ越しの際にトランクルームを活用できる3つの場面を紹介します。
退去日と引っ越し予定日が合わない場合
退去日だけは決まっているものの、退去日までに荷物を搬出してくれる引っ越し業者が見つからないという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そのようなときは、一時的にトランクルームに荷物を預けておくと予定通りの日程で退去できます。
引っ越し業者にはトランクルームから荷物を運んでもらえればよいので、退去日以降の日程で引っ越し業者を探しましょう。
関連記事>>トランクルーム業者の選び方と比較のポイント
荷造りをしていて退去までの生活スペースが確保できない場合
退去日までに引っ越し業者が確保できている方でも、トランクルームを使うことで引っ越しにまつわる手間を解消できるかもしれません。
荷造りをしていて部屋が荷物で埋め尽くされ、最低限の生活スペースも確保できずに困っているという場合は、荷物をトランクルームに預けてスペースを広げましょう。
家具を長期間保管しておきたい場合
一時的な転勤で、転勤先に家具や家電が用意されている場合は、家具や家電を持っていく必要はありませんが処分してしまうことももったいないので避けたいですよね。
そのような場合も、トランクルームに家具や家電を一時的に保管しておくことで解決できます。
荷ほどきを少しずつ進めたい場合
引っ越しをすることになると、荷造りだけでなく荷ほどきも大変ですよね。
荷ほどきがなかなか進まないと、いつまでも段ボールに囲まれた部屋で生活することになるので不便です。
そんなときは、引っ越し初日に必要最低限の荷物だけを新居に持ち込み、今すぐに必要ではないものはトランクルームに置いておくと便利です。
その後数回に分けて、少しずつトランクルームから新居に荷物を持ち込むことで、自分のペースで荷ほどきを進められます。
引っ越しでトランクルームを利用するメリット
退去日までに引っ越し業者が確保できない場合をはじめ、トランクルームはさまざまな場面で活用できます。
それでは、トランクルームを利用することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは4つのメリットを紹介します。
好きなタイミングで荷物の出し入れができる
トランクルームを使う場合、自分で荷物を運ぶことさえできれば好きなタイミングで荷物を出し入れできます。
そのため、引っ越し業者を使うときのように一日ですべて出し入れをする必要はなく、都度少しずつ出し入れができるという点はメリットです。
長期間の利用に切り替えてその後も有効活用できる
引っ越しでトランクルームを使う場合、多くの方は引っ越し日までの数日~数週間程度の短期間のみ利用することになるでしょう。
しかし、ここであえて長期間の契約で利用するということも可能です。
新生活ですぐに必要になる荷物だけは先に取り出しておいて、そのほかの荷物はトランクルームに保管しておけば自宅の限られたスペースを広く使うことができます。
空調設備が整っているため安心して預けられる
屋内かつ空調完備のトランクルームであれば、換気・除湿システムが作動しているため荷物を長期間預けてもカビが生えてしまう心配がありません。
関連記事>>トランクルーム内の湿気対策を万全にしてカビ被害を防ぐコツ
引っ越し当日の負担を減らせる
一般的な手順で引っ越しをする場合、引っ越し当日は大量の荷物の積み込みや荷下ろしを行い、新居で荷ほどきをすることになるのでなかなか大変です。
また、それだけでなく大家さんや近隣住民へのあいさつ、さらには諸手続きを行う必要もあります。
しかし、トランクルームにあらかじめ荷物を預けておいて、必要なものだけを少しずつ取り出すという方法であれば引っ越し当日の負担は軽減できるでしょう。
引っ越しでトランクルームを利用するときに確認しておきたいポイント
引っ越しでトランクルームを使いたいという場合、トランクルームを契約する際にいくつか確認しておきたいポイントがあります。
トランクルームの広さ
同じ業者が管理するトランクルームでも、さまざまな広さの部屋が用意されています。
一般的には部屋が広くなるほど料金も高くなるという仕組みのため、自分の荷物の量に合った適切な広さのトランクルームを押さえましょう。
どの程度の広さであればどれぐらいの荷物を収納できるのか、具体的な目安を以下にまとめました。
トランクルームの面積別・収納できる荷物の目安
- 0.5帖未満:書類や衣類、小さなおもちゃ
- 1帖:一人暮らしの家具一式(大型の家具・家電除く)
- 2~3帖:一人暮らしの家具一式(大型の家具・家電含む)
- 4帖:2~3人家族の家具・家電一式
- 8帖:3~4人家族の家具・家電一式
関連記事>>トランクルームのサイズ(広さ)と収納量
トランクルームの設備
引っ越しにトランクルームを使う場合は、大きな家具・家電や段ボールを出し入れすることになるため、適切な設備が整っていることが望ましいです。
まず、前提として駐車場が併設されているトランクルームを選ぶと引っ越しの際もスムーズに荷下ろしができるでしょう。
また、エレベーターがついているトランクルームを選ぶことをおすすめします。
エレベーターがついているだけでなく、持っているなかで一番大きな家具・家電が乗るサイズかどうかも確認しておくと安心です。
契約期間
引っ越しで一時的にトランクルームを使うことを想定している場合は、そもそも短期利用に対応しているかどうかを確認しておく必要があります。
なぜなら、トランクルームは長期利用を前提としているトランクルームも多く、場合によっては最低でも3か月の利用期間が定められていることもあるためです。
引っ越しが終わったあとも長期的にトランクルームを使いたい場合は問題ありませんが、短期間のみ限定で利用したいという方は契約期間を事前に確認しましょう。
家からトランクルームへのアクセス
数回に分けて荷物の出し入れをしたいと考えている場合は、家からアクセスのよいトランクルームを選びましょう。
また、このときの“家”とは旧居と新居どちらをさすのかも重要です。
引っ越し前に複数回に分けて荷物を預けることを想定しているのであれば、旧居から近い場所を選んだほうがよいでしょう。
反対に、引っ越し後に少しずつ荷物を取り出したいと考えているのであれば、新居から近いトランクルームを選ぶことをおすすめします。
引っ越しでトランクルームを利用するときの注意点
特に初めての場合、引っ越しでトランクルームを使うにあたり注意しておきたいことがあります。
以下で紹介する2つの内容をしっかりと押さえておきましょう。
荷物が劣化しないように屋内・空調完備のトランクルームを選ぶ
トランクルームには、外に直接コンテナが置かれているタイプの「屋外型」と、ビルのワンフロアを区切って保管スペースとしている「屋内型」があります。
1~2週間程度の利用であれば屋外型でも問題はありませんが、もう少し長く利用する場合や、大切なものを保管する場合は屋内型のトランクルームを選ぶことをおすすめします。
なぜなら、屋外型のトランクルームは雨漏りや結露が発生しやすく、場合によっては保管している荷物の状態にも影響を与える可能性があるためです。
そのため、屋外型のトランクルームにあまり長期間荷物を置いておくと、カビが発生してしまうことや結露によって機械が故障することが考えられます。
また、屋内型のトランクルームであればそのような心配は全くないかというと、そうではありません。
確かに、屋内型のトランクルームは外の天候の影響を受けることはありませんが、そのぶん十分な換気・除湿がされていないとかえってカビが発生しやすくなってしまいます。
荷物の保管状況に細心の注意を払いたいのであれば、屋内型かつ空調完備のトランクルームを選びましょう。
関連記事>>屋外型トランクルームの特徴
短期間の利用であってもセキュリティは重視する
引っ越しでトランクルームを使う際に注意したいもう一つのポイントは、セキュリティを重視するということです。
引っ越しで使う場合は短期間のみ利用するという方が多いかもしれませんが、引っ越しで使うということは保管する荷物は生活に直結する大切なものが多いのではないでしょうか。
生活に欠かせない、大切な家具・家電が万が一盗まれてしまってはとても困るので、たとえ短期の利用であってもセキュリティ完備のトランクルームを選ぶことが大切です。
関連記事>>トランクルーム選びで知っておくべきセキュリティ重要設備
トランクルームと引っ越し業者どちらを選べばよい?
引っ越し業者のなかには、一時的に荷物を預かって保管する倉庫サービスを提供している業者もいます。
荷物を預かってもらったあとは、指定した日にそのまま新居に荷物を運んでもらえるため、トランクルームを使うよりも手間は多少省けるでしょう。
しかし、そのうえでもトランクルームを使うほうがおすすめだといえます。
なぜなら、引っ越し業者の保有する倉庫は屋内型のトランクルームと比べると空調設備が最小限の換気扇のみであることがあるためです。
なかには、そもそも屋外型のコンテナを利用している場合もあります。
一時的にとはいえ、大切な荷物を保管するのですから、引っ越し業者の倉庫よりも空調完備の屋外型トランクルームのほうが安心できるでしょう。
また、トランクルームの場合は自分で好きなタイミングで荷物を出し入れできますが、引っ越し業者に荷物を預かってもらう場合はそのようにはいきません。
集荷の際に荷物をまとめて渡して、引っ越し当日に一気にまとめて荷物を搬入してもらうことになります。
そのため、数回に分けて少しずつ荷物を出し入れしたいという場合もやはりトランクルームを利用することをおすすめします。
トランクルームを賢く使うことで引っ越しをスムーズに進められる
いかがでしたか?
トランクルームは、普段使わないものを長期的に保管する場所として使われることが多いですが、引っ越しの荷物を一時的に保管しておくという使い方もあります。
特に、退去日までに引っ越し業者を確保できずに困っている方や、荷ほどきを少しずつ進めて負担を軽くしたいという方は、トランクルームを使ってみるとよいかもしれません。
本記事で紹介した内容を参考に、ぜひトランクルームをご活用ください。
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