バイクの置き場に困っているなら、安価かつ安全に愛車を保管できるトランクルームのご利用がおすすめです。
しかし、トランクルーム業者の数が多すぎて、一体どの会社と契約すればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、トランクルーム業者を比較する際のポイントを紹介します。
目次
トランクルーム業者の比較ポイント
トランクルーム選びに失敗しないためのコツは、複数のトランクルーム業者を同じ条件で比較したうえで、自分がよいと思う一社を選ぶことです。
トランクルーム業者を探すとき、つい料金ばかり見てしまっていませんか?
自分にぴったりのトランクルーム業者を見つけるために比較したいポイントは、全部で8つあります。
一つひとつ見ていきましょう。
1.荷物の出し入れに関する制約
普段はトランクルームにバイクを保管していても、必要になったタイミングでバイクを取り出したいですよね。
しかし、トランクルーム業者によって荷物の出し入れに関するルールが異なるため、取り出したいと思ったときにすぐ取り出すことができない可能性もあるのです。
そのため、荷物の出し入れに関する制約はしっかりと確認しておきましょう。
たとえば、トランクルーム業者によって以下のような違いがあります。
■トランクルームの荷物の出し入れに関する制約の一例
- 24時間いつでも自由に出し入れしてよい
- 営業時間内であれば自由に出し入れしてよい
- 荷物を出し入れするには1週間以上前に申請が必要
トランクルームの営業時間内になかなか時間が確保できない方や、1週間も待てないという方は24時間OKのトランクルームでなければ不便に感じる可能性があります。
「料金が安いトランクルームを選んだら、出し入れの制約があった……」
といった事態になってしまわないよう、候補のトランクルーム同士でそれぞれの出し入れに関する制約を確認したうえで比較しましょう。
2.空調設備
トランクルームは大切なものを保管する場所なので、空調設備がしっかりとしていることが望ましいです。
トランクルームのなかには空調設備が整っていないものもあるため、そのような場所を利用すると大切な荷物がカビでしまう可能性があります。
まず確認したいのは「空調完備」と明記されているかどうかという点ですが、実はそれだけでは不十分な可能性も考えられます。
より確実に空調設備を確認したい場合は、24時間365日体制で換気と除湿の両方を実施しているかどうかを問い合わせましょう。
空調設備をうたっているトランクルーム業者のなかには、換気のみを行っているという業者もいます。
しかし、カビが発生する大きな要因は湿度なので、カビの防止を徹底したいのであれば換気だけでなく除湿も必要です。
関連記事>>トランクルーム内の湿気対策を万全にしてカビ被害を防ぐコツ
3.セキュリティ体制
大切なバイクを自宅から離れた場所に保管するので、トランクルームのセキュリティ体制は重視したいところです。
まず前提として、空き地にコンテナがそのまま設置されているタイプのトランクルームは避けましょう。
コンテナ型のタイプは、鍵こそ設置されていますが、鍵を壊せば誰でも中をあけられるため、セキュリティ性は非常に低いのです
セキュリティの観点でいえば、ビルの中の部屋に荷物を保管するタイプのトランクルームのほうが優れています。
そして、ビルに入っているトランクルームでも、細かな部分でセキュリティのレベルが異なります。
トランクルームのセキュリティ対策の一例をまとめました。
以下の項目に多く当てはまるほど、セキュリティ面で安心できるトランクルームだといえるでしょう。
■セキュリティ性の高いトランクルームの条件の一例
- 防犯カメラが設置されている
- 契約者が変わるごとに鍵を作り直している
- カードや暗証番号がなければ入室できない
- ワンフロアではなくビル全館がトランクルームになっている
- スタッフが常駐している有人体制である
- 警備会社と契約している
関連記事>>トランクルームの種類ごとに異なる防犯対策の内容
4.有人か無人か
ポイント③で紹介したセキュリティ体制にも一部共通する内容ですが、スタッフが常駐しているタイプの有人のトランクルームか、それとも無人なのかという点も確認しましょう。
基本的に、多くのトランクルームは無人です。
そのため、無人のトランクルームを選んでも大きなデメリットはないのですが、より利便性を追求したい場合は有人タイプを選んでもよいでしょう。
有人のトランクルームにしかないメリットを以下にまとめたので参考にしてみてください。
■有人のトランクルームのメリット
- 人が常駐しているためセキュリティ面で安心できる
- 緊急時にその場ですぐに相談・対応が可能
- 即日利用が可能
- 清掃や空調の調整などの管理が行き届いている
5.相談窓口の使いやすさ
トランクルームの利用を実際に始めてみると、最初の頃は特に「困ったので問い合わせたい」と思うことが意外と出てくる可能性があります。
そのようなときに、相談窓口が機能していて、スムーズに対応してもらえる体制が整っているトランクルームであれば安心です。
相談窓口が使いやすいトランクルームであるかどうかを見極めるために確認したい項目は2つあります。
1つは、窓口の営業時間です。
トランクルーム業者によっては、トランクルームの営業時間よりも早い時間に相談窓口の受付が終了してしまう場合があります。
また、ご自身のお仕事の時間と窓口の営業時間が重なっている場合だと問い合わせをすること自体が難しくなってしまうでしょう。
そのため、相談窓口の営業時間が極端に短くないか、そして自身の生活スタイルと合っているかどうかを確認しておく必要があります。
もう1つの項目は、相談窓口の連絡手段です。
トランクルーム業者によって、メールや電話など複数の手段で受け付けている場合もあれば、メール対応のみという場合もあります。
緊急時の相談の場合は電話のほうがすぐに対応してもらえる可能性があるため、より安心を優先したい場合は電話問い合わせに対応している業者を選ぶとよいでしょう。
関連記事>>トランクルームの契約書の内容と注意点すべきポイント
6.エレベーターの有無
特にバイクのような大きな荷物を預ける場合、エレベーターのついているトランクルームを選ぶことが望ましいです。
とはいえ、1階にある部屋を使う場合はエレベーターがなくとも問題はありません。
2階以上の部屋を使う場合は、エレベーターがあるトランクルームを選ぶようにしましょう。
7.耐震の安全性
日本は地震大国ですので、地震が起こったときにトランクルームやそこに保管している荷物が被害を受けてしまう可能性も考えられます。
また、ご自身が荷物を出し入れしている際中に地震に遭う可能性もあるでしょう。
そのため、万が一の地震の際も安心できるかどうか、という点もトランクルーム選びにおいては欠かせないポイントです。
具体的に、どのような条件を満たしていれば地震の際にもある程度安心できるといえるのでしょうか。
3つの基準を以下にまとめました。
■地震の際もある程度安心できるトランクルームの条件
- トランクルームの入っているビルが新耐震基準で建築されている
- 緊急時・災害時の対応についてホームページなどで情報が公開されている
- 避難経路が確保されている
特に押さえておきたいのは、新耐震基準を満たしている物件であることです。
新耐震基準とは、1981年6月から施行された、建物の耐震に関する基準を定めた法律のことです。
それ以前の基準であった旧耐震基準と比べ、より厳しい条件が定められているため、新耐震基準の建物のほうが地震の際の被害が少ないといえます。
8.料金体系
ここまでで、トランクルームを比較する際の7つのポイントを紹介してきました。
そのうえで改めて比較したいポイントが、料金体系です。
上記で紹介した7つのポイントを満たせている、つまり条件のよいトランクルームであればあるほど料金は高くなるでしょう。
しかし一方で、「いくら条件がよいとはいえ高すぎる」という料金を設定している業者がいる可能性もあります。
大切なのは、料金とサービス品質のバランスがとれているかどうかという点です。
上記7つのポイントを満たせており、尚且つ適正価格のトランクルーム業者を選びましょう。
関連記事>>トランクルームの料金相場や安く抑える方法
トランクルームの見学を予約する際に確認したいポイント
トランクルーム業者を比較する際、インターネット上で得られる情報のみで判断することはできるだけ避けましょう。
実際に現地に足を運んでみなければわからないこともあるため、候補のトランクルームはそれぞれ見学をしたうえで最終的にどれを選ぶか判断することをおすすめします。
一般的に、トランクルームを見学したい場合は電話やメールで予約を入れることになっています。
その際に、以下で紹介する4つのポイントを確認しておくことで、スムーズに利用を開始できるでしょう。
駐車場の有無
トランクルームで保管するものを運ぶために車を使うことを想定している方も多いでしょう。
しかし、トランクルームによっては駐車場を併設していない場合もあります。
そのため、駐車場は併設されているかどうか、また併設されていない場合は近隣のコインパーキングの場所をあらかじめ確認しておきましょう。
即日の利用開始が可能どうか
トランクルーム業者によって、申し込みをしてから利用を開始できるまでの期間は大きく異なります。
見学をして、その場で即決してそのまま利用開始できるという場合もあれば、申し込みから数週間後にやっと利用できるという場合もあるでしょう。
即日申し込み・利用開始ができるかどうか、また、できない場合は申し込みから利用開始までどの程度の期間がかかるのかという点も確認したいポイントです。
初期費用の支払い方法
ポイント②の内容に付随するものとして、初期費用の支払い方法、および金額があります。
もし即日利用ができる場合、その場で初期費用を支払うのか、それとも後日振込・もしくは引き落としになるのかといった点も予約の時点で確認しておくと安心です。
必要な書類
見学後、その場でトランクルームを契約する場合は、別途必要書類の提出を求められることがあります。
せっかく即日利用に対応していても、書類がなければ利用を開始できなくなってしまうので、必要な書類は事前に確認したうえで用意していきましょう。
まとめ:トランクルームを比較する際は料金以外の面もしっかりと確認しよう
いかがでしたか?
トランクルームを比較する際に確認したいポイントは、料金だけではありません。
むしろ、セキュリティ性や空調設備などの条件面を確認したうえで、最後に料金をみて適正価格かどうかを判断したほうがトランクルーム選びに失敗しないといえるでしょう。
トランクルーム選びに迷っている方は、ぜひ本記事で紹介したポイントを参考に比較・検討を進めてください。
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