溢れたものを保管したい時はトランクルームが便利です。
広さや場所など、利用するトランクルームを探すときのポイントはいくつもありますが、どのトランクルームを選ぶにしても、できる限りコストパフォーマンスを重視したいですよね。
今回は、東京都でトランクルームを利用する際の価格の相場と、利用料が決まるポイントについて解説します。トランクルーム探しの参考にしてみてください。
目次
トランクルームの値段が決まる仕組み
トランクルームの料金は、種類、広さ、立地、設備によって変動します。料金を変動させる要因となるそれぞれの項目について解説します。
トランクルームの種類
トランクルームは、屋外型と屋内型、2つのタイプに分けられます。
屋外型はその名の通り屋外にコンテナを設置したタイプで、屋内型は建物の中に収納場所を設置する、あるいはワンフロアを区切ってひとつずつ収納スペースとするタイプです。
2つを比較すると屋内型の方が料金は高い傾向にあり、理由はトランクルームが入る建物の賃料や空調やエレベーターなど、設備が備わっているためです。
料金が高い分、防犯性や保管体制が整っているといえますが、荷物の出し入れが予約制としているところもあり、その場合は休日や夜間の搬出入ができません。
屋内型は緊急性がない場合の利用に適しているといえるでしょう。
トランクルームの広さ・階
当然ながら面積が広いほど、料金は高くなります。収納したい荷物から、トランクルームに必要な広さを事前に計算しておきましょう。
一方、トランクルームの設置されている階が上であるほど、荷物を運ぶ手間が増えるため、料金が安くなる傾向にあります。逆に言えば、1階にあるトランクルームが最も価格が高くなる、というわけです。
階が上の場合、重い荷物を出し入れする際には大変かもしれません。しかし、軽めの荷物の出し入れのみであれば、階を上げておけば価格を抑えられます。
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トランクルームの立地
駅から近いなど、アクセスが良い立地のトランクルームは利用者も多くなるため、料金は高く設定される傾向にある一方、都心部などであっても狭い道路に面している、あるいは駐車場がない場合なども価格が安くなることもあります。
これは周囲の立地がトランクルームの利用に向いていないためと考えられます。
つまり、需要の多い立地では価格が高く設定されやすく、郊外など需要の低い立地では低く設定されやすいということです。
トランクルームの設備
設備のクオリティも価格に影響します。たとえば、空調、エレベーター、防犯設備の有無などです。設備にコストがかかっているため利用料金が高くなります。
トランクルームの利用者からすれば、利用するにあたって価格が安いことに越したことはないでしょうが、設備が充実している方が、保存状態も良く、防犯上信頼でき、出し入れが楽というメリットがあることも事実です。
価格も大切ですが、設備も含め、預けてからのことを考えてトランクルームを選ぶようにしましょう。
東京都のトランクルームの相場
東京都におけるトランクルームの料金相場は、まず東京23区内にあるのか、そうでないのかで異なります。
東京23区内と、それ以外のエリアでは、人口とニーズの多さ、建物の密集状況、地価など、大きな違いがあるためです。
東京都でトランクルームを利用することを検討している場合、まずは相場の前提について理解しておきましょう。
東京23区の相場を見てみると、屋外型トランクルームなら1畳未満で、月額3,000円〜5,000円程度です。
1畳から3畳と少し広いパターンとなると、月額5,000円〜15,000円前後が相場といえるでしょう。
屋内型トランクルームを見てみると、相場が決まる仕組みの部分でも述べたとおり、設備の違いから屋外型よりも料金が高く設定されることが多くなります。
1畳未満でみると、4,000円〜5,000円が相場となり、1畳から3畳の場合は8,000円〜20,000円前後が相場です。4畳以上の広いトランクルームを利用すると、40,000円以上するケースもあります。
続いて、東京23区以外です。
23区と比較すると、建物の密集が少なく、地価も下がります。土地が余っている分、2畳以上の屋外型トランクルームも多いのが特徴といえるでしょう。
利用料の相場は6,000円からとなっており、2畳以上の場合は、8,000円からが相場となっています。
1畳未満の小さなトランクルームであれば、3,000円を下回る価格で設定されているところもあり、都心部と比べるとやはり格安での利用が可能です。
神奈川県のトランクルームの相場
東京都近郊の相場についても見ておきましょう。まずは神奈川県の相場についてです。
神奈川も東京都同様に、立地が価格に大きく影響します。
たとえば県庁所在地でもある横浜市は最も平均的な価格が高いエリアとなります。人口の多さ、建物の密集度合いからいって当然でしょう。
ただし、大きな街であるからこそ、トランクルームの種類が豊富に揃っているともいえるため、トランクルームを利用した人のニーズに応えてくれる可能性が高いといえます。
目安として、3,000円〜50,000円程度が横浜市におけるトランクルームの料金相場です。取り扱う会社によっては2,000円〜3,000円ほどで利用できる場合もあるため、都心部でも格安で利用できることもあります。
ただし、安価な場合はロッカーやボックス、あるいは0.5畳未満の小さなトランクルームとなりますので事前によく確認するようにしましょう。
仮に、5畳を超えるような大型のトランクルームになると、利用料は50,000円を超えることもあるため、価格だけを見れば新たに賃貸物件を借りるようなものです。
横浜市以外となれば、相場が下がる傾向にあるため、交通事情などの条件が合致して利用が可能そうであれば、市外での利用も視野に入れることをおすすめします。
利用料は毎月発生するコストであるため、できるだけ経済的負担にならない方法でトランクルームを選択するようにしましょう。
埼玉県のトランクルームの相場
続いては、埼玉県のトランクルームの相場について見ていきます。
埼玉県においても東京都や神奈川県と同様に、トランクルームの業者が混在しており、価格に差が生じています。
目安としては、屋外型のトランクルームの相場が、2,000円〜7,000円です。屋内型の場合では、1畳で5,000円〜8,000円程度となります。
設置されている立地や設備、利用する期間や、預ける荷物の量によって価格が大きく変わってきますので、よく考えて利用するようにしましょう。
埼玉県内で格安なトランクルームを探すのであれば、他のエリアと同じく都心から離れた郊外に目を向けることをおすすめします。
予算やニーズに合わせて、最適なトランクルームを選択するようにしましょう。
トランクルームの費用を抑えるコツ
トランクルームは、ちょっとしたコツを抑えて利用すると、費用を抑えることができます。
収納するものを決めておく
どの荷物をトランクルームへ収納するか、事前に決めておきましょう。
契約するトランクルームの広さや設備、環境は預ける荷物によって変わってくるためです。
想定より預ける荷物が多くなり、契約したトランクルームでは広さが足りない、ということはよくあることです。無駄なコストがかからないよう、計画的に利用しましょう。
キャンペーン時を狙う
タイミングや事業社によって、割引キャンペーンが実施されていることがあります。
トランクルームを探す際には、キャンペーンの有無と適用条件をしっかりと確認し、お得に利用するといいでしょう。
必要最低限の設備にする
預ける荷物に応じた設備を選択するようにしましょう。不用品を一時的に預けるだけであれば、空調システムなど豪華な設備は必要ありません。
無駄なコストが発生しないように心がけるべきです。
自分に合うトランクルームの探し方
探し方のポイントは、立地、料金、荷物の3つです。そして、それぞれの中でも優先すべき項目が人によって異なります。
たとえば頻繁に出し入れする予定なのであれば、最優先事項は立地です。家から近い、職場から近い、などです。
自らが荷物を預ける理由と用途についてしっかり整理できていれば、おのずと最適なトランクルームを見つけられるでしょう。
利用前に料金と預けたあとのことも考えて契約しよう
東京都におけるトランクルームの相場について紹介しました。利用料金は、種類、広さ、立地、設備などによって変動します。
トランクルームを、コスパよく、便利に利用するためには、しっかり情報を集めて比較検討することが大切です。
そして、なにを預けるかもよく考えましょう。出し入れの頻度によっては、多少高くても自宅から近い、あるいは搬入出が楽などの面にも目を向ける必要があります。
預けてから月額料金以外の金額が発生することもあるため、安易にトランクルームを契約することなく、用途や情報を精査して利用するようにしましょう。
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