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トランクルームのフランチャイズ経営とは?種類とメリットとデメリットを解説

アパートやマンション投資と比べると安価にはじめられるトランクルーム投資。
実は、フランチャイズ契約ではじめることも可能です。

しかし、フランチャイズがそもそもどんな仕組みなのかわからない方もいらっしゃると思います。

そこで本記事では、トランクルームのフランチャイズ経営についてメリットとデメリットをご紹介します。記事後半では、開業資金や成功するコツについても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

トランクルーム経営と市場状況

そもそもトランクルーム経営とはどのようなものでしょうか。
フランチャイズでトランクルーム経営を考えている方は、まずトランクルームの概要と市場の変化について知っておくとよいでしょう。

トランクルームとは

トランクルームとは、レンタル収納スペースのことをいいます。
自宅や会社で保管しきれない荷物を、物置のような収納スペースに保管・管理して使うものです。

トランクルームの種類を大きく分けると、以下の3タイプがあります。

  • 屋内型:建物のロッカーやルームタイプのもの
  • 屋外型:屋外にコンテナをおいたタイプのもの
  • ガレージタイプ:車やバイクなどを収納するもの

保管したい荷物の種類や量、または顧客が個人か会社なのかによって、必要なタイプが異なります。

関連記事>>トランクルームとは?選び方やメリット・デメリットを紹介

トランクルーム市場の現状

トランクルームの需要は年々増えています。

以下が主な理由です。

  • 核家族化や住み方の多様化
  • 在宅勤務者の増加

核家族化が進み、家はさほど広い面積を必要としなくなりました。
一方で、住み方の多様化により趣味や仕事に使う大型の荷物を所有する人が増えています。狭い家に保管できず、トランクルームを利用する動きが増えているのです。

また、コロナ禍の影響で在宅勤務者が増え、仕事のスペースを確保したいというニーズも高まっています。

2013年と2021年を比較すると、トランクルーム店舗数は8年間で倍に増えました。その数は1万2000店を超えます。
市場規模では650億円規模となっています。2025年にはなんと1,000億円規模に成長するといわれており、今後さらに需要が高まることがわかります。

トランクルーム経営の種類

トランクルーム経営を考えている方は、種類によって収益性や運営のしやすさが異なることを知っておくとよいでしょう。
経営には大きくわけて3種類がありますので、以下で詳しく解説していきます。

自営

自営方式は、経営のすべてをひとりで行います。
業者へ依頼しないため費用がおさえられ、高い収益を狙いやすい方法です。

しかし、不動産経営の経験がない方にはむずかしいでしょう。
トランクルーム経営には以下のようにやることがたくさんあるからです。

  • コンテナの手配
  • 集客
  • メンテナンス
  • クレーム対応

不動産経営を経験したことのない方は、トランクルームに関する知識を得るだけでなく、経営ノウハウも学ぶ必要があるのです。

逆にいえば、経験したことのある方はノウハウを活かせるため、参入しやすいといえるでしょう。

リースバック

リースバック方式はトランクルームの設置のみご自身で行い、運営は業者に委託するという方法です。

顧客管理やクレーム対応まで任せられるため、顧客とのやりとりに不安があっても経営が可能です。

注意点は、業者に委託する分トランクルーム自体が高額になるということなので、安さを売りにした集客はむずかしいでしょう。

収益は自営よりも少なくなりますが、運営自体は楽に行えます。
不動産経営に慣れていない方でも比較的楽にはじめられる方法といえるでしょう。

土地の借り上げ

トランクルームの設置ができない方や、経営に自信がない方でも行えるやり方が、土地の借り上げ方式です。

土地を貸し出すだけで、設置・メンテナンス・顧客対応などすべてトランクルームの業者が行ってくれます。
気になる収益は、土地を貸すことでもらえる地代となります。

設置にかかる初期費用を負担しなくてよいため参入しやすく、土地さえあればすぐにはじめられるでしょう。

トランクルームのフランチャイズとは?

フランチャイズ経営とは、ある会社に加盟金や保証金を支払って契約し、運営ノウハウを利用しながらご自身で会社や店舗を経営する方法です。

トランクルームのフランチャイズ経営も同様です。
大手業者であるA社と契約すると、個人がA社の名前で看板を掲げ、トランクルームの店舗運営が可能になります。

トランクルームフランチャイズの特徴には、高利回りで安定的に収益を得られるというメリットがあります。契約会社本部からの支援もあるため、安心して経営できるでしょう。

一方で、本部への支払い(ロイヤルティ)やライバル店舗が増えているというデメリットもあります。

では、詳細を以下で見ていきましょう。

フランチャイズでトランクルームを経営するメリット

フランチャイズでトランクルームを経営するメリットには以下のようなものがあります。

  • 高利回り
  • 収益の安定
  • 本部による支援

それぞれ詳しく解説していきます。

高利回りが期待できる

フランチャイズでは高利回りが期待できます。

理由は以下のとおりです。

  • 集客が楽に行える
  • 多少高額でも利用される
  • ランニングコストがおさえられる

顧客の立場からすれば、名の知られていない会社よりも大手のトランクルーム会社の方が、安心して利用できると考えるでしょう。ネームバリューがあれば集客が容易なだけでなく、多少高額でも不安なく利用してもらえます。

また、ランニングコストにおいては一定の金額が必要なものの、アパート経営などと比較すると設備投資が安くすみます。

そのため、利回りは約20%という高い水準が期待できるのです。
ちなみに一般的な不動産の利回りは8%程度であるため、その高さは一目瞭然です。

安定的な収益を期待できる

安定的な収益を期待できるというメリットもあります。
トランクルームの利用目的は、多くの場合が荷物の保管です。
自宅や会社に置いておけない荷物は長期的に保管する必要があるため、利用期間が長くなりやすい傾向があります。

つまり、一度顧客を獲得できれば長期的に利用してもらえるため、安定して収益が得られるというわけです。

本部の支援がある

本部からの支援があることもフランチャイズのメリットです。
個人経営では解決がむずかしい問題にも対処してくれるので安心して経営できるでしょう。

具体的には以下のようなサポートがあります。

  • 顧客からの問い合わせ対応
  • 事務作業
  • 見回り
  • 顧客管理の効率化
  • 運営ノウハウの伝達

トランクルームを運営すると、多くの業務をこなさなければなりません。
はじめてトランクルームのオーナーになった方は何か問題が起こっても対処がむずかしいため、本部の支援を積極的に受けるとよいでしょう。

フランチャイズでトランクルームを経営するデメリット

フランチャイズでトランクルームを経営するなら、デメリットも知っておきましょう。

デメリットには以下のようなものがあります。

  • ロイヤルティの支払い
  • 新規参入者の増加

それぞれ詳しく解説していきます。

ロイヤルティを毎月支払う必要がある

フランチャイズでは、契約先に毎月ロイヤルティを支払う必要があります。

トランクルームの規模や本部によってロイヤルティ料はさまざまですが、売上のおよそ10~20%が相場です。月額で1万円程度に設定している本部もありますが、稼働状況によっては支払いが負担になることも。

中にはロイヤルティがかからない本部もあるため、ランニングコストを考えて契約先を決めるとよいでしょう。

新規参入者が多い

トランクルームの需要は増えているため、新規参入者が多くなっています。

とくに不動産オーナーの中には土地の買い手が見つからず、トランクルームビジネスに目をつけることがあります。

人が住むわけではないため、使いにくい土地でも顧客を獲得しやすく、参入しやすいのが理由です。
また、近隣に大手のフランチャイズ本部が参入してくることも考えられるため、場所によっては激戦区になることも考えられます。

トランクルームの開業資金

トランクルームの開業資金とランニングコストについて以下で解説します。
土地面積・コンテナの規模・数などによって変動はあるため、おおよその金額になりますが参考にしてください。

開業資金

トランクルームフランチャイズに必要な開業資金は以下のとおりです。

  • フランチャイズへの加盟金に約70万円(本部により異なる)
  • 店舗関連費(物件取得・内装工事・設備)に約700万円
  • 資格取得費(倉庫業の登録申請費)に9万円

フランチャイズへの加盟や物件に関する費用に加え、倉庫業の登録費用を合わせると約780万円必要になります。

すでに土地や物件を所有していれば資金をおさえられますが、何もない状態から開業するには上記の金額が必要です。
土地面積やコンテナの規模・数によって金額は異なるものの、数百万円は用意しておきましょう。

運用資金

トランクルームフランチャイズの運用資金には以下のようなものがあります。

売り上げを月額40万円と仮定した場合の月の運用資金を示します。

  • 土地代・賃貸料:約16万円(売り上げの30~40%)
  • 水道光熱費:約1.2万円(売り上げの3~4%で空調設備の有無などにより異なる)
  • セキュリティ関連費:約2万円(売り上げの5%)
  • ロイヤルティ:約8万円(売り上げの20%)

他の不動産投資と比較して運用資金は安くすみます。

トランクルームのフランチャイズを成功させるコツ

トランクルームのフランチャイズを成功させるには、どのようなコツが必要なのでしょうか。ただトランクルームを設置するだけで成功するほど甘くはありません。
以下で成功させるコツについて解説していきます。

充分に顧客ニーズを調査する

トランクルームのフランチャイズを成功させるためには、充分に顧客ニーズを調査しましょう。
需要があまりない土地で経営をはじめても、顧客が獲得できない恐れがあります。
経営地が住宅街なら、個人が荷物を保管する目的で使用すると考えられます。

一方オフィス街で経営するなら、顧客は会社や法人が多くなるでしょう。
どのような顧客層がどの程度の規模で利用したいのかを調査したうえで、経営をはじめましょう。

適切な賃料設定を行う

賃料設定を適切に行うのも大切なことです。
高利回りを狙って高い賃料設定にすると、顧客の確保がむずかしくなり稼働率が下がるからです。
賃料の支払いに余裕のない顧客もいるため、経営地付近での相場に合わせておくとよいでしょう。

賃料が高くても顧客を獲得するためには、他社にはない差別化ができたほうがよいので、強気な賃料設定にするなら、サポート面を充実するなどの工夫が必要です。

セキュリティ面を万全にする

盗難やいたずらによる損失を防ぐためにもセキュリティ面は万全にしておきましょう。
顧客の荷物は経営者が責任をもって管理しなければなりません。

施錠や敷地周囲の囲いに加え、死角のありそうなところは監視カメラの導入なども検討しましょう。セキュリティの甘さにより盗難被害がおこれば、評判が悪くなって経営不振におちいることもあります。

収益に大きな影響が出ない範囲で、セキュリティを強化しておきましょう。

トランクルームのフランチャイズ経営で安定的に収益を得よう

本記事ではトランクルームのフランチャイズ経営におけるメリットやデメリットをご紹介しました。

フランチャイズで経営すると、高利回りで継続的に安定した収益が期待できます。
困ったときも本部からの支援を受けられるため、安心して経営できるといえるでしょう。

毎月のロイヤルティや、新規参入者の増加もありますが、顧客のニーズ調査や適切な賃料の設定をしておけば安定的な経営が可能です。

アパートやマンションなどの不動産投資と比べると安価に始められますので、興味のある方はぜひ、トランクルームのフランチャイズ経営をはじめてみてはいかがでしょうか。

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