トランクルームを利用する際、選択肢のひとつとなるのがその階数です。
特に1階のトランクルームは、荷物の出し入れが楽なことから人気が高いといえます。
しかし、どんなものでもメリットだけでなくデメリットも存在します。
本記事では、トランクルームを1階で利用するメリットとデメリット、またそれと比較した2階のトランクルームについて解説します。
さらに、ケース別ごとに何階のトランクルームを選択すべきなのかについても掘り下げます。
目次
1階のトランクルームを選ぶメリット・デメリット
トランクルームを選ぶ際、1階を選ぶのか、それとも2階以上を選ぶのかは、悩ましいところです。
各階にはそのメリットとデメリットが存在するからです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
メリット
トランクルームを利用する際、1階を選ぶ最大の利点はその利便性にあります。
階段を一切上ることなく、直接荷物を運び入れることが可能となります。
これは大きな魅力といえるでしょう。
特に大型家具や重量のある荷物を預けるユーザーにとっては有益な点です。
これらの荷物を持って階段を上るのは、時間も労力も要するからです。
その点、1階のトランクルームであれば、その心配は入りません。
また、頻繁に荷物の出し入れを行うユーザーにとっても、同様に移動の手間が省けるのは大きなメリットとなるでしょう。
デメリット
1階のトランクルームには便利な面が多い一方で、デメリットも無視できません。
1つ目は、料金が高くなる傾向にあることです。
先ほど申し上げたように、1階のトランクルームはアクセスが良いため、需要が高く、その結果、料金が上がる場合があります。
つまり、予算に余裕がない場合や長期間の利用を考えている場合、料金面での負担が大きくなる可能性があります。
また、2つ目のデメリットとしては、場所によっては湿気が溜まりやすいという点が挙げられます。
1階のトランクルームは、地面からの湿気や雨水の影響を受けやすい傾向にあります。
そのため、湿気によるダメージを避けたい品物、例えば、書類や衣類、家電製品などを保管する際には、特に注意が必要です。
これらの品物は湿度の変化に敏感で、適切な湿度管理をしなければなりません。
したがって、これらの品物を預ける場合、湿気が溜まりやすい1階のトランクルームは避けた方が良いかもしれません。
2階のトランクルームを選ぶメリット・デメリット
次に、2階に位置するトランクルームのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット
2階のトランクルームを選ぶ際の最大のメリットのひとつは、利用料金が安い傾向にある点です。
エレベーターがない場合や、荷物の移動が大変、などの理由から2階以上のトランクルームの需要は1階に比べてやや低い傾向にあります。
そのため、予算に限りがある方や、長期的な利用を考えている方には2階以上のトランクルームがおすすめといえます。
また、1階に比べて湿気の影響を受けにくいというメリットもあります。
地面からの湿気や雨水の影響を避けられるためであり、湿度をコントロールしたい方にとっては大きなメリットとなります。
家具や電子機器、書類など湿気に弱い物を保管する場合、2階のトランクルームは1階のトランクルームよりも優れた選択となるでしょう。
そのほか、防災面でも優れた点が挙げられます。
例えば、洪水のリスクは1階に比べて格段に少なく、また盗難に対するリスクも抑えられる傾向にあります。
さらに、高い位置にあるため、不審者の目につきにくい点も見逃せません。
デメリット
ただし、2階以上のトランクルームを選ぶ最大のデメリットは、荷物の運搬に時間と労力が必要となるという点です。
特に大型の荷物や重い荷物を運ぶのはエレベーターが設けられていたとしても、なかなか大変な作業となるでしょう。
エレベーターがない場合や、混雑時には、その手間はさらに増すことになります。
特に、屋外型のトランクルームなどの場合では、移動式階段を使用するケースもあり、少し面倒に感じるかもしれません。
大型の品物を運ぶとすればなおさらでしょう。
また、1階に比べて、日光があたりやすく高温になる可能性も高いため、熱に弱いものを預ける際には注意が必要です。
屋内型のトランクルームの場合
先ほども少し触れましたが、トランクルームには室外型と屋内型があります。
屋内型トランクルームにおける最大の魅力は、階段を使わずに簡単に荷物を収納できるところにあります。
たとえば、レジャー用品を週末ごとに出し入れするという方は、荷物の出し入れが手軽にできる1階のトランクルームがピッタリでしょう。
しかしながら、屋内トランクルームの場合、2階や3階への移動もエレベーターを使用することでストレスフリーです。
加えて、施設に備え付けられた荷台を使用すれば、荷物の移動も楽となるので、屋内トランクルームは利便性と機能性を兼ね備えているといえます。
トランクルームの階数に迷った場合
トランクルームを利用する際に、どの階のものを選ぶかで迷った場合、ニーズと状況を考慮に入れて考えてみましょう。
以下に、1階と2階、それぞれのおすすめのケースを挙げてみます。
1階がおすすめのケース
あなたが大きな荷物を頻繁に出し入れする予定があるなら、1階のトランクルームを選ぶことをおすすめします。
また、体力に自信がない方や高齢者の方にとっても、1階のトランクルームは大きなメリットとなります。
毎回階段を上る手間を省くことができますので、スムーズな作業が可能となります。
2階がおすすめのケース
2階以上のトランクルームは、高価な品やデリケートな物を保管する場合におすすめです。
2階以上は水害や盗難のリスクが低く、また環境も1階より安定しています。
該当するような品物を保管する場合、あるいは長期間保管する場合、頻繁に出し入れする予定がない場合も、2階以上のトランクルームは有効な選択となるでしょう。
1階のトランクルームをおすすめするケース
トランクルームを利用する上で、特に1階のものがおすすめとなるケースをいくつか紹介します。
状況やニーズに合わせて参考にしてみてください。
大きい荷物や重い荷物を入れる場合
大型家具や重い荷物を保管する場合、1階のトランクルームは大変有効です。
階段を使わずにすぐに荷物を出し入れできるので、労力を省けるでしょう。
特に頻繁に出し入れを行うユーザーにとって大きなメリットとなるはずです。
関連記事>>トランクルームのサイズ選びでおさえておきたいポイント
荷物の出し入れの頻度が高い場合
また、荷物の出し入れの頻度が高い場合にも、1階のトランクルームは便利です。
荷物の出し入れを繰り返すたびに階段を上り下りするのは非常に疲れます。
その点、1階のトランクルームであればその手間を省くことができます。
荷物の出し入れを手伝ってくれる人がいない場合
さらに、荷物の出し入れを手伝ってくれる人がいない場合でも、1階のトランクルームはストレスフリーに利用できます。
階段を使わないので、自分一人でも比較的楽に荷物の出し入れが可能となります。
収納する荷物が熱に強い場合
夏場のような気温が高くなる時期には、トランクルーム内の温度も上昇します。
このような状況で、収納する荷物が高温に強い場合、つまり荷物が温度変化による影響を受けにくい場合は、1階のトランクルームが適しています。
例えば、金属製の工具やガラス製品、一部の家具など、熱による影響が少ないものが該当します。
これらの品物は、熱がこもりやすい1階のトランクルームでも、その性質を損なわずに保管できるでしょう。
トランクルーム選びの要点。1階と2階、それぞれのメリットを押さえて選ぼう
トランクルームを選ぶ際には、自身のニーズに合わせて最適な階数を選ぶことが重要です。
1階のトランクルームは荷物の出し入れの手軽さがメリットで、特に大きな荷物を頻繁に出し入れする方や、熱に強い物品を保管する場合に適しています。
一方、2階のトランクルームは価格面でのメリットがあり、不必要なものを預けたい方におすすめです。
どちらを選ぶにせよ、利用者のライフスタイルに最適な選択をすることが、トランクルームの効果的な利用に繋がります。
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