トランクルームといえば、自宅に十分な収納スペースがないときに便利な存在です。
しかし、国内にはトランクルームの数が多く、「どのトランクルームを選べばいいのか分からない…」といった状況でしょう。
そこで、今回はトランクルームの選び方を紹介します。失敗談をもとにチェックポイントを確認しておきましょう。
目次
トランクルームの用途
トランクルームは、収納スペースを貸してくれるサービスです。
ビルの一室を貸してくれるものやコンテナボックスを貸してくれるものなどがあります。
自宅の収納スペースだけでは荷物を管理しきれないときに役立つサービスといえるでしょう。
トランクルームの用途はさまざまです。
利用する方によって異なるといってよいかもしれません。
例えば、以下のような用途が考えられます。
【トランクルームの用途】
- 家を建て替えるときに仮住まいに入らない荷物を保管する
- 部屋に収まりきらない趣味のアイテムを保管する
- シーズンオフの洋服を保管する
- 捨てるに捨てられない思い出のアイテムを保管する
- 避難用防災グッズを保管する
- 自宅では管理できない仕事の書類を保管する
- 仕事用の什器・工具などを保管する
- 風雨にさらしたくないバイク・自転車を保管する
以上のほかにも、アイデア次第でさまざまな用途に活用できます。
ただし、宿泊や長時間の滞在は基本的にできません。
トランクルームの用途は、あくまでも荷物の保管と出し入れです。特殊な用途に使いたい場合は、契約前に禁止事項を確認しておきましょう。
トランクルームの種類
トランクルームは、特徴によりいくつかの種類に分けられます。
主な種類とそれぞれの特徴は次の通りです。サービスを選ぶ際の参考にしてください。
屋外型トランクルーム
建物外に設けた収納スペースで荷物を保管するサービスです。
収納スペースは、コンテナボックスを利用しているケースが多いでしょう。
主なメリットとデメリットは次の通りです。
【メリット】
- サービスを選べば大きな収納スペースを借りられる
- サービスを選べばコンテナボックス付近まで自動車で移動できる
- 屋内型トランクルームよりコストを抑えやすい
【デメリット】
- 基本的に空調設備は付いていない
- 屋外に設置するためセキュリティ面に不安がある
毎月のコストを抑えやすい点は魅力です。
ただし、気温・湿度が変動するうえ、セキュリティ面にやや不安があるため、保管するものを選ぶ傾向があります。
例えば、アウトドア用品や工具などの保管に適しているといえるでしょう。
屋内型トランクルーム
建物内の収納スペースで荷物を保管するサービスです。
収納スペースが部屋になっているルームタイプ、区画したエリアに収納家具を設けているロッカータイプなどがあります。
主なメリットとデメリットは次の通りです。
【メリット】
- 空調設備を設けているため気温と湿度が安定している
- セキュリティ対策が充実している
【デメリット】
- 大きな収納スペースを確保しにくい
- 屋外型トランクルームよりも割高になりやすい
空調設備が整っているうえ、セキュリティ対策も充実しているため、劣化や盗難などが心配な荷物の保管に適しています。
バイク収納型トランクルーム
バイクの収納・保管を主な目的とするトランクルームです。
基本的には、野外に設置されたコンテナボックスを利用しますが、屋内に設けられたスペースを複数のユーザーで利用するサービスもあります。
主な特徴は、バイクの収納・保管に適した特徴を備えていることです。
例えば、扉の横幅を広く設定している、入口の段差を解消するためラダーレールを備えている、バイクを出し入れしやすいように通路の幅を広くしているなどがあげられます。
宅配型
預けたい荷物を所定の場所へ宅配すると保管してくれるサービスです。
箱単位で料金が決まるボックスタイプとスペースの大きさで料金が決まるスペースタイプにわかれます。
ボックスタイプには、箱に入っているアイテム単位で取り出せるアイテム管理、箱単位で取り出すボックス管理があります。
宅配型の主なメリット・デメリットは次の通りです。
【メリット】
- 自宅から荷物を送るだけでよい
- 事業者が荷物を管理してくれる
- 低額な料金から利用できるサービスが多い
【デメリット】
- 荷物の出し入れに配送料金・梱包料金がかかる
- 荷物の出し入れに手間がかかる(すぐに取り出せない)
大きな荷物は利用しにくい傾向があります。
基本的には、頻繁に出し入れしない小さなものの保管に向いているといえるでしょう。
大型倉庫
一般的なトランクルームよりも大きな収納スペースを借りられるサービスです。
主なメリットとデメリットとして以下の点があげられます。
【メリット】
- 大きな荷物でも保管できる
- 基本的に時間を問わず出し入れできる
【デメリット】
- 倉庫の環境はサービスで異なる
- 荷物の補償を受けられないサービスが多い
仕事用の商材、資材などの保管に向いているといえるでしょう。
一般的なトランクルームと荷物の扱いなどが異なるケースがあるため契約内容には注意が必要です。
失敗から学ぶ!トランクルームの正しい選び方
トランクルーム選びは、失敗が多いものです。そのため、トランクルーム選びの失敗談をもとにした、正しい選び方を知っておく必要があります。
正しい選び方を把握するためにも、次からの内容をしっかりとチェックしておきましょう。
保管場所の環境面をチェックする
まず、保管場所の環境をチェックして、トランクルームを選ぶ必要があります。
一口に「トランクルーム」といっても、保管場所の環境には大きな違いがあります。例えば「屋外の天気に左右されやすい環境」「空調で温度と湿度を一定に保っている環境」「地震対策が徹底されている環境」などさまざまです。
保管する荷物によっては、適した環境のトランクルームを選ばないと「カビに悩まされる」「地震によって荷物が壊れるうえに、何の保証もない」といったトラブルに巻き込まれてしまいます。
実際に、環境面のチェック漏れで失敗してしまった事例は多いため注意しましょう。
自宅からのアクセスを見る
「せっかく選んだトランクルームが自宅から遠くて使いにくい…」といった失敗談は珍しくありません。トランクルームの設備や環境などを重視しすぎてしまい、アクセス面を全く考慮していなかったというケースは失敗しやすいです。
使用頻度にもよりますが、なるべく自宅から近い場所のトランクルームを選ぶことが大切です。
広さが十分であるかを荷物と照らし合わせて検討する
トランクルームを選ぶときには、広さが十分であるかを、荷物と照らし合わせて検討しなければなりません。
特に「大きい荷物を収納する」という場合は、トランクルームの広さが十分であるかを把握しておかないと、いざ契約しても「入りきらない…」といった場合があります。
荷物の容量とトランクルームの広さを照らし合わせ、ベストなスペースのトランクルームを選んでください。
利用条件をチェックする
「自動車、自転車の保管はNG」「契約から6か月未満の解約には違約金が発生する」など、トランクルームごとにさまざまな利用条件が設けられています。
利用条件によっては、保管したかった荷物を収納できなかったり、不要な出費が発生してしまうなど、さまざまな問題が発生しています。
思わぬトラブルを避けるためにも、必ず利用条件をチェックしてください。
セキュリティ面を重視する
「保管していた荷物にいたずらされた」「盗難被害に遭った」など、トランクルームではさまざまな問題を耳にします。しかし、これらの多くは「セキュリティ面をチェックしていなかった」といった失敗が関係しています。
防犯カメラや従業員の巡回、セキュリティ会社との連携など、セキュリティが重視しているトランクルームを選ぶことは、結果的に荷物を守ることにつながります。
トランクルームを選ぶ際にはセキュリティ面のチェックを忘れないようにしましょう。
トランクルームは「選び方」が重要!
トランクルームは「選び方」が何よりも重要です。多くの方の「失敗談」は、結果的に「正しい選び方」を知ることにつながっています。
現在トランクルームを検討している方は、本ページの内容を参考にしたうえで、自分に合ったトランクルームを探してみましょう。
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