引っ越しやリフォームなど、家具や家電を一時的に保管したい場合、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、利用したことがない人からすると、そもそもトランクルームの選び方や注意点など、わからないことも多いはずです。
そこで、今回の記事では家具を収納するためのトランクルームを選ぶときのポイント、保管する前の対策と用意すべきことを解説します。
目次
トランクルームは家をリフォームする際など便利
家をリフォームする、あるいは引っ越しする時など、数ヶ月の期間にわたり一時的に家具や家電を預けておくのにトランクルームは最適の保管場所です。
トランクルームに家具を預けておくことで、リフォームが完了する、もしくは新居が完成するまでの期間、仮住まいとしているマンションや借家にスペースも不要となります。
ほとんどの人が仮住まいはコストを抑えるためにも狭い物件としていることが多いため、往々にして元の住居にあった荷物をすべて保管できません。
そのような時に、トランクルームに入り切らない荷物を預けておくと、仮住まいの居住スペースも最低限でよくなり、不必要に広い家を借りることなく家賃の節約に繋がります。
また、上記のようなパターン以外でも、トランクルームの活用が役立つケースがあります。たとえばコタツなど、季節によってまったく使用しない家具や家電を預ける場合です。
コタツのように、季節ごとに使用頻度の異なる荷物はどの家庭にもあるでしょう。そういった荷物を季節限定で預けておく際にも利用でき、必要になればすぐに取り出せます。
家具を収納するためのトランクルーム
トランクルームにもさまざまなタイプがあります。家具に適したトランクルームを選ぶ際のポイントを紹介します。
サイズ
トランクルームは、家と同じように「帖・畳」で、広さがわかるようになっています。
トランクルームの広さと、預け入れが可能な荷物の基準としては、たとえば単身住まい向けのテレビやテーブル、冷蔵庫などの家具を保管する場合、0.7〜1帖ほどの広さで収納が可能です。
1帖以上の広さがあれば、衣装ケースや折り畳み自転車なども余裕をもって収納できるでしょう。
一方、ベッドや洗濯機や冷蔵庫といった、大型の家具や家電を保管するのであれば、4帖〜程度の広さがあるトランクルームがおすすめです。それだけの広さならば、ベッドなども収納でき、家族それぞれの荷物も収納できるでしょう。
種類
トランクルームは、屋外型と屋内型に分けられます。
大型の家具などを保管するのであれば、車で乗り入れが可能で、出し入れがしやすい屋外型のトランクルームがおすすめです。
さらに、屋外型は、設備などの観点から屋内型と比較して月額使用料が割安であることが多いため、コストの削減にも繋がります。
ただし、注意点としては、空調設備やセキュリティ設備が整っていないことがほとんどのため、保管する家具を選ぶ必要があることです。
具体的には、温度や湿度に左右されないもの、アウトドア用品などが該当します。
一方、湿気などに弱い素材の家具の場合、痛みやカビなどが発生する恐れがあります。そういったデリケートな家具を預ける時には屋外型のトランクルームは適していません。
設備などが整っている屋内型を利用した方がいいでしょう。空調設備が整っており、湿度や温度が管理できるため、家具の劣化を防ぎやすくなります。
トランクルームに家具を保管する前にやっておくこと
トランクルームに預ける荷物が決まったら、保管する前にやっておくべきことがあります。
具体的には掃除、分解、スノコ保管、ビニールでカバーの4つです。それぞれについて解説します。
家具の掃除をする
トランクルームへ預ける前に、各家具はぞうきんなどで、乾拭きしておきましょう。ホコリや汚れがついたままの状態では、カビや劣化を早めることになります。
保管期間が終了し、出す際も保存状態が良好のため、すぐに使用できるのもメリットです。
家具は分解する
少し面倒ですが、できる範囲で家具は分解しておくことをおすすめします。
分解することで、保管スペースもその分小さくなります。そうなると、契約するトランクルームも小さいものを選択できるため、利用料金も安く済ませることができるでしょう。
家具を分解するといっても、細かな部分までする必要はなく、たとえば机の脚を外しておくなど、その程度でも十分といえます。
スノコを敷いてから保管
スノコを敷いて保管することも、カビ対策となります。スノコを下に敷いておくことで、空間が生まれ、通気性がよくなります。結果として、湿気も溜まりにくくなるでしょう。
また、床に直接置かないため、汚れもつかず、傷などの心配もなくなります。
家具をビニールでカバーする
家具をビニールでカバーしておくことで、ホコリや汚れ対策になるほか、密閉性も高まります。
カバーした家具には一緒に乾燥剤や防虫剤も入れておくと、より効果的でしょう。カビ対策、防虫対策となり、家具の劣化を防止できます。
家具の保管に必要なもの
保管前にやっておくべきことのほかに、用意しておくと役に立つものがあります。
具体的には、ダンボール箱、除湿剤、スノコです。
それぞれの使い方について解説します。
ダンボール箱
先ほど、預け入れる家具は分解して保管するとよいとお伝えしました。分解した家具一式は、乾燥剤と一緒にダンボール箱に入れて、保管するようにしましょう。
湿気対策と同時に、ダンボール箱に入れることで持ち運びしやすくなり、他の荷物に重ねておけるようになるため、スペースを有効的に活用できます。
トランクルームの月額料金を節約することにも繋がりますので、少し手間かもしれませんが、家具は分解し、ダンボール箱に入れて保管しましょう。
除湿剤
大切な家具や、湿気に弱い素材の家具については、ビニールでカバーした状態で除湿剤を入れておきます。
除湿剤は、密閉性が高いほどに効果を発揮するため、ビニールカバーと一緒に使うことが効果的です。通気口や隙間が設けられているトランクルームもあるため、除湿剤をただ置いておくだけではあまり意味がありません。
防カビ、防湿したい家具はビニールで覆うようにして、密閉性を高めたうえで除湿剤を活用しましょう。
スノコ
空調設備のない屋外のトランクルームを利用する際には、スノコを敷くようにしましょう。
屋外は、湿度が高くなりやすいため、スノコがカビの予防に効果的です。スノコを敷くことで、空気の通り道が確保され、通気性がよくなり、湿気が溜まりにくくなります。
長期の期間で利用するのであれば、なおさら湿度対策が必要となりますので、ぜひ活用してください。
家具をトランクルームに収納する前に確認すること
トランクルームは、契約前にサイズや種類を確認するのと同時に、ほかにもチェックしておくべき項目があります。
空調設備、運搬方法、保管禁物の3点です。それぞれについて見ておきましょう。
空調設備の有無
屋外型はもちろん、屋内型であっても、空調設備がないトランクルームがあります。
湿気や虫、カビなどへの対策が必要な家具を預けることを検討している場合、空調設備の有無はとても重要な項目です。
関連記事>>電源付きのトランクルームでできることとは?使用する際の注意点も解説
運搬方法の確認
トランクルームのプランによっては、預け入れる荷物を運搬してくれるサービスを提供しています。
仮に、大きめの家具を預けたいが車を持っていない、人手が足りないといった場合には、必要になるサービスなのでトランクルームまでの運搬方法については必ず確認しましょう。
自ら運び入れるといった場合でもどこまで車で乗り入れが可能なのか、エレベーターは使用可能なのか、など事前に確認するようにしましょう。
保管禁物の確認
家具によってはトランクルームに預けられないもの、保管に際して保証が必要となるケースもあります。
ケースとしてはレアかもしれませんが、たとえばアート作品などの高価なもの、あるいは発火性のあるものなどです。また、明らかなゴミなどもNGです。
とはいえ、保管禁止に関する規定やルールなどは、トランクルームによって異なるため、事前に確認するようにしましょう。
家具の保管におすすめなトランクルーム
家具を保管するのにおすすめなトランクルームを2つ紹介します。
オレンジコンテナ
加瀬のトランクルーム
これらを見ていきましょう。
オレンジコンテナ
オレンジコンテナは、アパルトマンイクシーズ株式会社が運営するトランクルームと貸し倉庫のサービスです。
対応地域は、東京都や神奈川県などを中心とする関東エリア、静岡県や愛知県を含む東海エリアと、大阪府から広島県の関西〜中国エリアです。
屋外型コンテナのほか、スロープ付きのバイクスペースやサーフタイプなど、さまざまな種類の収納を用意しています。
コンテナスペースは0.5帖から用意され、最大で8帖まで選べます。
目的や予算、立地からそれぞれ収納スペースが選べるほか、月額550円(税込)の安心保障パックで万が一にも備えることができます。
加瀬のトランクルーム
加瀬のトランクルームは全国に展開しているレンタル収納スペースサービスです。
半年間半額などのキャンペーンが他社と比較しても魅力的なサービスとなっています。
加瀬のトランクルームの特徴として、24時間出入り自由な点やALSOKによるセキュリティが完備されている等、利用者にとって嬉しい内容が挙げられます。
また、トランクルームの種類も1帖〜4帖まで幅広くラインナップが用意されていて、さまざまな用途に対応できます。
また、荷物の搬送サービスも行っているため自分で荷物を運ぶ必要がなく快適にトランクルームを利用できます。
家具の保管にはトランクルームが便利
リフォームや引越しなどで一時的に家具を保管したい場合には、トランクルームをうまく活用しましょう。
利用用途や預ける家具によって、トランクルームのサイズや種類は最適なものが異なります。設備や利用ルールも施設によって違いがあるため、事前にしっかり理解したうえで活用しましょう。
また、わざわざ家具を預けるということは、今後も利用するものであるはずです。保管している間に劣化やカビが発生してはいけないので、保管前の掃除やビニール、スノコ、除湿剤などの対策を怠らないようにしましょう。
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